KCJ GROUP 株式会社様が企画・運営するキッザニア甲子園の「ポストレコーディングスタジオ」パビリオン(出展:ECC)の体験時に使用するアニメーションを制作いたしました。
制作に関する資料や完成動画の掲載は控えています。
依頼内容
キッザニアは、楽しみながら社会の仕組みを学ぶことができる「こどもが主役の街」です。
キッザニア甲子園にある「ポストレコーディングスタジオ」パビリオンで使用するアニメーションリニューアルのご依頼を受けました。
「ポストレコーディングスタジオ」は、子ども達が声優として、キッザニアキャラクターが登場するアニメーションに合わせて英語のセリフを吹き込むことができるパビリオンです。
クライアント様からは、リニューアルしたアニメーションによって、子ども達に英語をより身近に感じていただきたいとご希望をいただきました。
方針検討
ご依頼内容を受けてクライアント様が実現したい世界観を達成するために、どのような手段が存在するかを検討しました。
その結果、AfterEffectsを使用しキッザニアキャラクターを動かすことを提案させていただきました。
キッザニアキャラクターの背景となる素材に関しては、没入感を演出できるように実際の写真を用いて作成を行うことにしました。
字コンテ
方針決定後の進め方として、絵コンテからスタートする方法もありますが今回はクライアント様の実現したいことをより具体的に知るために字コンテのステップからスタートすることにしました。
実際に使用するときのシチュエーションを想定していただきながらキッザニアキャラクターの出番の数やキャラクターの性格を加味してクライアント様に字コンテを作成いただきました。
絵コンテ作成
作成された字コンテ内容を踏まえ、アニメーション全体の流れを把握するために絵コンテを作成しました。
絵コンテでは「どういうアニメーションになるか」を具体的に分かりやすく伝わるように意識して作成しました。
さらに今回のアニメーションでは、実際の現地写真を背景として使用するため、キャラクターたちが訪れる国や都市の魅力が伝わるような背景の写真選定も行いました。
イラスト清書/パーツ分け
絵コンテ確定後、IllustratorやPhotoshopを使用して各イラストの清書作業に着手いたしました。
キッザニアの世界観を崩さないイラストになるように意識して清書作業を進めました。
また、クライアント様のご要望に応えられるように、イラストの詳細なカラー設定なども提案させていただきました。
一部のイラストはメインキャラクターと同様にAfterEffectsで動きをつけるため、アニメーション作成時に必要なパーツ分けを行っております。
アニメーション制作
各イラストの清書とパーツ分け後、AfterEffectsを使用してアニメーション制作作業を進めました。
子ども達が見て楽しいアニメーションになるよう、細部にもこだわりながら丁寧に仕上げました。
アニメーションのBGMや効果音、キャラクターのセリフ音声なども、このタイミングで合成しております。
子ども達が仕事体験時に使用するアニメーションですので、派手な演出などは避け、子ども達が集中できるように調整しております。
キッザニアキャラクター達が訪れる国や都市の魅力や雰囲気が子ども達に伝わるよう創意工夫しながら丁寧に仕上げました。