
依頼内容
慶應義塾大学 医学部 生物統計学教室様より、
2025年1月に新設された教室の認知向上を目的とした新規サイト制作のご依頼をいただきました。
主に大学院生の関心を引くことを目的に、以下のような情報や機能を盛り込む構成でご要望をいただいております。
・教室についてや、活動内容のご紹介
・教授とメンバーのご紹介
・フォーラム開催の告知
・統計相談のご案内
・英語翻訳
WF検討/作成
〈サイト構成〉
同学医学部の他教室のサイトなども参考にさせていただきご担当者様側で
今後も更新・運用していけるようWordPressを取り入れる前提で構成を検討しました。
〈WF作成〉
学生の方に教室について興味を持って理解を深めていただけるよう、訪問者の立場に立って必要な情報を精査しました。特に、どんな情報があると教室に入る後押しになるかを意識しながら、TOPページの構成を検討しました。
情報の探しやすさを重視し、複数ページに分けず、1ページ内に関連情報を集約する構成としました。これにより、ページ間を移動する手間を減らし、スムーズかつストレスなく必要な情報を収集していただけるよう配慮しました。
また、説明の文章だけにならないよう、合間にお写真や図などをいれてメリハリを付け、見やすいサイト構成を心がけました。

ラフ作成〜デザイン制作
ラフ提案では、生物統計学という学問分野が持つ先進的なイメージや専門性を印象づけるデザインを、大きく2つの方向性でご提案しました。
A案:先進性や信頼感を前面に押し出した案
インパクトのある暗めの背景色とグラデーションを基調に、全体のトーンを統一。落ち着きと先進性の両立を意識したデザイン。
B案:先進性・専門性を担保しつつ、爽やかさや親しみやすさを加えた案
白を基調とし、データサイエンスを連想させるモチーフを使用。専門性を直感的に伝えながらも、親しみやすさを感じられるデザイン。

ご提案の結果、デザインは「A案」をベースに進めることとなりました。
また、学問分野や教室のイメージをさらに反映させるため、カラーバリエーション(ブルー系/グリーン系/ブラック系)をご提案し、最終的にブルー系を採用しています。
〈デザイン制作〉
グラデーションカラーや幾何学のモチーフを用いて、生物統計学の持つ先進的なイメージを表現しています。
一方で、全体のレイアウトは整然とまとめ、堅実さも感じられるよう配慮しました。ビビッドなカラーは使用せず、落ち着いたトーンで統一しています。

〈下層ページデザイン〉
背景色は、今後の更新により掲載内容が増えていくことを考慮し、内容をじっくりと読み込めるよう、トップページで使用した濃いブルーは避け、薄めのブルーを採用しています。
また、テキストの読みやすさを損なわないよう、要素ごとに背景色を使い分けたり、図を挿入したり、余白を広めにとるなどの工夫をしています。
新設される教室であるため、学生の方々に興味を持っていただけるよう、学内の風景やメンバーの写真も掲載しています。

〈図の作成〉
ご提供いただいた図をもとに、サイト全体のトーンに合わせてデザインを調整しています。
また、本文と併せて図をご覧いただくことで、生物統計学への理解がより深まるよう、わかりやすい図の構成についても検討を行いました。

実装
〈CMSを用いたコンテンツの更新〉
クライアント様が簡単にコンテンツを更新できるよう、WordPressを導入しております。
実装前に、今後更新が発生しそうな箇所を予めヒアリングし、TOPのスライダーのお写真、統計相談の内容などを更新できるようにしております。管理画面もできるだけわかりやすい構成にする前提で設計し、合わせて操作マニュアルも制作いたしました。
〈英語翻訳の対応〉
Google自動翻訳プラグインを導入し、翻訳版に切り替えられるようにしました。